軽井沢の野菜のポイント
浅間山の麓、火山灰の水はけが良い黒土は野菜を濃厚にします。
私達がやることは、そこに少し手を入れるだけ。
そもそも美味しい野菜になる気候なので、トラクターで土をかき回したり雑草を刈ってあげることだけなのです。
良くできる野菜と、できない野菜
その中で、良くできる野菜もあれば良くできない野菜もあったり色々です。
軽井沢の高原野菜で美味しいと有名な「キャベツ」や「レタス」
寒すぎて果物は実らないと言われる軽井沢でも唯一、収穫できる「ブルーベリー」
良くできない野菜は?と聞かれて頭に浮かんでくるのは「豆類」でしょうか。
近所のおばちゃんちの畑では「豆が良くできた」と聞いてもうちの畑ではあんまりだったり、逆も有りで「今年は良くできた」と話せばうちはダメだったよと聞くこともあります。
これは想像ですが、やせた土地でも育つ豆類には、軽井沢の黒土は栄養が多すぎるのではないか?とも思います。
野菜にも【相性】があるみたいです。
軽井沢野菜のブランドとなりつつある「とうもろこし」
遠山農園の野菜の中で良くできるナンバーワンは「とうもろこし」
特徴は、1つの苗に1つの実しか付けないようにしているという事です。そのため栄養はすべて1つの実に行きわたり、甘みと旨みのバランスが良い「とうもろこし」になります。
この育て方も軽井沢の野菜ならではで、夏でも気温が低い軽井沢で1つの苗に実るとうもろこしの数は1〜2個。
そもそもたくさん収穫することができないのです。
取ってしまう赤ちゃんとうもろこしは「ヤングコーン」として販売していますが、これこそ鮮度が命。
収穫したその日、もしくは次の日には食べないとエぐみが残り美味しくありません。
とうもろこしも、ヤングコーンも旬の時期にぜひ味わってもらいたい野菜です
寒すぎて実らない果物たち
基本的に、軽井沢産の果物はブルーベリーくらいではないでしょうか。
少しずつではありますが、リンゴの木を見かけるようにはなりました。
なぜブルーベリーだけなのか、これは気温が関係しているように思います。
諸説ありですが、浅間山の麓の軽井沢は土壌が酸性向きで、酸性を好むブルーベリーに適しているのだとか。
軽井沢のブルーベリーは、まず皮が薄い!
甘みは、熟してくると増すので、7月よりも8月に収穫したもののほうが甘いです。とはいえ、熟したものは柔らかくつぶれがちなのでジャムなどにすると◎。
旬のものは旬の時期に、がBESTですね。
ブルーベリーは品種によって甘かったり酸味が強めだったりするので、おすすめは手のひらに何粒かのせてぱくっと。口に中で平均値を味わうのが一番美味しいです
【よむよむ遠山農園】ブルーベリー狩りやってます
軽井沢の野菜の直売所
軽井沢の直売所は2か所で、中軽井沢にある、JA「みどりのひろば軽井沢」か「発地市庭(ほっちいちば)」です。
商品数が充実している事、駐車場が広いほうは「発地市庭」になります。
6月からの春レタス、高原野菜といわれる軽井沢のキャベツ、初夏の一か月ほどしか収穫できないブルーベリー、夏はとうもろこし、秋から肉厚になる原木しいたけ、野菜のシーズンは11月頃までで終わり、冬は蕎麦。
約半年の短い野菜シーズンですが、どれも味が濃い濃厚野菜です。